
自覚したのは高校生の頃だろうか。
電車を使って高校に通っていた。通学時間は家から校門までだいたい20~25分ほど。乗車区間は1駅だった。それも地下鉄の。
自分の通った高校は、そこまで賢くないものの、マンモスというほどではないが、なぜか生徒数が多かった。
高校の最寄駅から高校までの道で何度か見かけた生徒がいた。若白髪なのである。
周りの生徒が黒髪か少し茶に近い黒に紛れ、真っ白というほどではないが、グレーのヘアスタイルはよく目立っていた。その生徒が先輩なのか同級生なのかは分からなかった。おそらく一つ上ぐらいの先輩だったのだと思う。
もちろん髪を染める行為は禁止されており、元が明るめの髪の色である場合は尊重されるような所謂普通の高校であったと思う。
「若白髪だ」と同時に、少し憧れが生まれていた。というのも、
自分には白髪が一本も生えてこないのである。マジで一本も。
高校生でも白髪が生えてきてしまうのもいれば、大学生で生えてくるというのもいると言う。
ストレスがかかると若くても白髪が生えてくるという話を聞くが、自分は明らかに短気な自覚がある。自分でストレスを抱え込みに行っている節があると思っている。
いまこの記事を書くために一生懸命キーボードをたたいている私もあと1ヶ月で24歳になる。
まだ若すぎるのかもしれない。
元NHKの登坂淳一アナだって、白髪が生え始めたのは28歳だという。
ストレスを抱え込んでいるように感じるだけで、実は内心のびのびと人生を送っているのかもしれない。
また隣の芝生が青く見えるだけかもしれないし、高校生のときに見た生徒本人にとってはコンプレックスかもしれないので一概に言えないのが難しいところではある。
恥ずかしながら、祖父、伯父共に髪が抜ける家系である。順当に行ってしまえばそのうち髪が薄くなる。それまでにはグレーヘアーというものになってみたい。
ただ、白髪が一本も生えていないことが誇らしくも思えてきているので、髪の色がグレーになるなら一気にブワッと変わるぐらいの気概であってほしいと、頭皮に願っている。



